2015年6月16日火曜日

プロジェクトに関する研究論文

この3月に刊行された論文のPDFをあげておきます。タイトルをクリックすると、PDFが開きます。

上杉彰紀・清水康二・長柄毅一・杉山拓己・ViragSontakke「南インドにおける巨石墓に関する基礎的研究−3Dモデルによる記録化をもとに−」『奈良県立橿原考古学研究所紀要 考古学論攷』38:57-78頁.2015年3月.


南インドの巨石墓について研究の現状と今後の課題をまとめたものです。今年度以降の調査で、各地の巨石墓の記録化を進め、巨石墓型式の実態の把握を進めていきたいと考えています。





プロジェクトに関する学会発表:2015年6月13日

去る6月13・14日に名古屋大学で開催された日本西アジア考古学会第20回大会において、プロジェクトに関する研究発表を行いました(下記の発表論題をクリックすると、発表要旨が開きます。いずれも『日本西アジア考古学会第20回総会・大会要旨集』所収です)。

1)上杉彰紀「南アジアにおける石製玉類穿孔技術の展開」
2)中山誠二・上杉彰紀「レプリカ法を用いた南アジアにおける栽培植物の研究」



「南アジア先史文化編年の構築」プロジェクトでは、南インドにおける物質文化の変容の解明とその編年の構築を目的としていますが、今回の発表で取り上げた石製玉類、栽培植物は、そうした研究課題の達成において非常に重要なテーマです。発表で取り上げた資料は、北インドの資料が中心で、南インドの資料はまだまだわずかですが、今年度以降の調査・研究でより多くの資料を得ることが期待できます。

今回の発表で提示した作業仮説の検証をめざして調査を進めていきたいと思っています。